HOME

いま、独特の「育てにくさ」をもつ乳幼児が増えています。親の育て方に大きな間違いはないのに、かんしゃく・聞き分けのなさ・落ち着きのなさ・気持ちのわかりにくさなど、困った行動や気になる様子が多く、親は疲れ切ってしまうのです。

ふつう、子どもの困った行動のほとんどは、子どもらしい個性の表現です。ですから、年齢とともに理性が発達すると、自然に子どもは落ち着いてきます。 ところが、原因が「アタッチメントのゆれ」にある場合は、次々に困った行動が増えていきます。それは、「ふつうの育て方」が通用しなかったり、かえって逆効果になってしまうことが多いからです。

「アタッチメント」(愛着)とは、発達心理学の用語で、「乳幼児が、安全や安心感を得るために、特定の養育者に対してつくる心理的な絆」のことです。親子関係や成長の基礎になるものなので、「アタッチメントのゆれ」があると、親子関係がぎくしゃくしたり、成長に支障が出たりします。

「アタッチメントのゆれ」は、発達障害とは違います。それは、子どもが生まれながらにもっている「心理的な傾向」で、改善していくことができます。 しかし、それを知っている親は少なく、多くの親は「育て方のせい」とか、「発達障害かもしれない」と思い込み、苦しんでいるのが現状です。

発達障害のお子さんで、同時に「アタッチメントのゆれ」を抱えているケースも少なくありません。そういったお子さんも、アタッチメントが回復してくると、発達障害のせいと思われていた「困った行動」(多動・奇声・自傷・他害・パニック・こだわりなど)が少なくなっていくのです。

私は千葉県の民間相談機関で、30年にわたり、「アタッチメントのゆれ」をもつ乳幼児の改善に取り組んできました。「アタッチメントのゆれ」がなくなると、子どものかわいい行動が増えてきます。気持ちがわかりやすくなり、また、親の気持ちも伝わりやすくなります。がんばらなくても、育ちがすすみ、親のストレスが減ってくのです。 そのためには、早期発見・早期改善が大切です。

このWEBサイトでは、「アタッチメントのゆれ」に関する基礎知識を、くわしくお伝えしています。お子さんの「育てにくさ」に悩んでいらっしゃる方は、きっと、改善への道が発見できると思います。

「アタッチメントのゆれ」の詳しい説明

 ちょっと気になる子の「子育て相談」

一生懸命に子育てをしていても、お子さんの困った行動・気になる様子が、なかなか改善しないことがあります。それは、「アタッチメントのゆれ」のせいかもしれません。この「子育て相談」(FCA)では、お子さんの「アタッチメントのゆれ」を診断し、改善策をご提案していきます。詳細

 

 0~6歳児のための「ことばの発達相談」

「ことばは個人差があるので、しばらく様子を見たほうがよい」と言われることがあります。しかし、もしお子さんに「アタッチメントのゆれ」があったなら、ことばの自然習得はあまり期待できません。「様子を見るしかない」という宙ぶらりんの状態から一歩踏み出し、今できることから始めてみませんか? ゼロ歳からでも、早期発見・早期改善は可能です。詳細

 

 0~6歳児のための「〈成長の土台〉をつくる発達支援」

発達が心配で相談に行っても、「もう少し様子を見ましょう」と言われたり、発達支援(療育)の多くは3歳になるのを待つ必要があります。しかし「アタッチメントのゆれ」に着目すれば、ゼロ歳からの早期発見・早期改善が可能です。「療育に通っているが、うまくいかない」とお悩みの方も、きっと良いヒントが見つかると思います。詳細

 

 親のためのカウンセリング

「子どもの気持ちの受けとめること」とともに、「親自身の気持ちをコントロールすること」も、子育ての大切なポイントです。子育て中に親が感じるイライラや焦りなどは、心の奥でうずいている「抑圧感情」のせいかもしれません。一時しのぎのストレス対策ではなく、「〈ネガティブ感情の根っこ〉をじっくりと解きほぐしていく時間」のご提案です。