(13)乱暴な子ども

やんちゃな子っていますよね。やる事なす事大胆で、ヒッチャカメッチャカ。でも、、いつも何かに熱中していて目をキラキラ輝かせている、そんな憎めない子。こういう子って、その子らしい個性を発揮しているんでしょうね(もちろん、ダメなことはダメと言う必要はありますが)。

でも、それとは反対のタイプの「乱暴な子ども」が増えているようです。もともと神経質で怖がり屋。お友達に対しても自信がない。だけど、お友達に急に乱暴をしたりする。そういうタイプの子どもです。
なぜそうなるかと言うと、お友達との関わりが怖いので、「攻撃は最大の防御」とばかりに、先に手が出てしまうからなんです。
中には、わざわざお友達の近くまで行って、ニヤニヤしながら叩くという「演技派」もいるので、見抜きにくいのですが…。「ふん、どうせお友達になんかなってくれないんでしょ!」という苛立ちの表現、これも自信のなさの表れ。「乱暴」はその子の仮面で、本来の個性ではないのです。

こういったタイプの子どもが、「お友達に近づくのが怖いよう!」「仲良くしてもらえるか自信がないよう!」とホンネを表現できるようになると、不思議に乱暴は減ってきます。
「乱暴」は、そうした「本音の訴え」をガマンしている姿。乱暴は手で止めてあげると共に、「そんな形でガマンせずに、苦しい気持ち、ママに聞かせてね」と励ましてあげて下さいね。

え? そんな「弱虫」な個性は認められないって? いえ、いえ、どんな個性でも、認めて、受け入れてあげることにより、生命力の方はどんどん伸びていきますからね。やがてその子らしいイキイキとした生活を取り戻してくれるはずですよ!


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