(04)チャイルドを抱きしめる(その1)

私たちの心には、「理性」と「感情」という2つの側面があります。心の中に、「大人の私」(理性)と「小さな子どもの私」(感情)という、2人の私が住んでいると想像するとよいでしょう。
この「小さな子どもの私」のことを、チャイルドと呼びます。

私たちが「ひとりぼっちの悲しみ」に沈む時、それは、チャイルドの気持ちの反映です。心の中で、「小さな子どもの私」が、「さびしいよー」「悲しいよー」と震えているのです。
そんな時は、イメージの中で、「大人のあなた」が、チャイルドを抱きしめてあげてくださいね。「いい子だよ」「かわいいね」「よく頑張ってきたね」とナデナデしてあげてくださいね。
チャイルドの悲しみ、孤独感は、ただただ抱きしめてあげることによって、癒されていくのです。

悲しみを悲しみとして感じてあげていると、それはやがて、自然に溶けてくるのです。悲しみが溶けると、それが涙となってあふれてきます。
心の奥に抱え込んでいた悲しみが溶け出してくると、しつこいイライラは、だんだん薄らいでいくはずです。


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