子育てコラム7

(7)子どもが泣き出したら

「ほらほら、オリコウサンは泣かないよ!」
子どもが泣き出すと、ママは早く泣きやませようとあせりますね。
もちろん子どもには、笑顔でいてもらいたい。でも、「泣くこと」は、成長にとって大きな意味があるのです。

実は泣くという行為は、ストレスを解消するための「自然治癒力」が働いている証拠なのです。
だから、子どもが泣き出した時は、無理に泣きやませたり、気持ちをそらしたりせずに、心ゆくまで泣いてもらったほうがいいのです。そのほうが、気持ちがスッキリして、元気の回復も早くなるのです。

「悲しいね」「コワイね」「寂しいね」と、ただ、その気持ちに共感してあげるだけでいい。こんな優しい言葉で慰められると、ますます泣き声が大きくなったりしますが、それは、癒しのメカニズムがますます盛んに働くからなのです。

ママだってそうでしょ? 「グチなんか言わずに、子育てしろ!」と言われるより、「泣き言を言いながらでいいから、やっていこうよ」と受けとめてもらったほうが、なんかホッとしますよね。
大人も子どもも同じなのですね。

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