(04)親子遊びを楽しむ(その1)

親子遊びの中で子どもは、たくさんのことを学びます。人と関わる力、自己表現力、新しいことに挑戦していく意欲などなど。子どもの成長にとって必要なことは、すべて親子遊びの中にあると言ってもいいほどです。
たとえば、お友だち関係。「はやく、他の子の仲間に入れるように」と焦るより、ママやパパとの遊びが十分楽しめると、自然に、友だちとの関わり方も上手になっていくものなのです。

・・・と、ここまで読んで、ため息をついたお母さんはいませんか? でも、そんなに気合いを入れて、がんばらなくてもいいんですよ。

「子どもの力を伸ばすように、上手に遊んであげなくっちゃ」と、肩に力を入れる必要はありません。子どもにとって一番うれしいのは、ただお母さんが一緒につきあってくれるということ。上手下手は関係ないのです。
ベタベタしたり、キャッキャッとはしゃいだり…。そんなたわいもないじゃれあいに、お母さんもノーミソのネジをゆるめて、没頭していればいいのです。子どもに遊んでもらうつもりで、子どもよりもっとおバカになってみるのもいいですね。一番の「心のふれあい」は、「体のふれあい」なのです。

マヌケな親子遊びは、お母さんの心の健康にも役立ちます。「やるべきこと」はしばし忘れて、親である責任感もちょっと脇に置いて、子どもと一緒に「おバカなひととき」を楽しんでみてください。その方が、気分がリフレッシュ。あとで仕事がスイスイ進んだりするから不思議なもの。親子で癒されて、一石二鳥です。

「親子遊び」って、「子どもと遊んであげる」と「子どもに遊んでもらう」の両方なんですね。


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