(09)子どもがダダをこねたら(その1)

たまたま行ったコンビニのレジ横に、子どもの好きなアンパンマンのおもちゃが。「買って!買って!」と、おねだりを始める子ども。こうなると、いくら、「おもちゃなら、家にいっぱいあるでしょ」なんて説得しても、ダダこねはなかなか止まりませんね。

子どもって、わからずや? いえいえ、ダダをこねるのには、子どもなりの事情があるのです。

子どもは大人と違って、自分の気持ちを自分でコントロールする力が、まだ未熟。だから、頭では「がまんしなければならない」と分かっていても、気持ちが押さえられなくなるのです。
そこで子どもは、ママにグチを聞いてもらうことによって、自分の気持ちと折り合いをつけていこうとするのです。

しばらくダダこねをして、気持ちを発散すると、だんだん落ち着いてくるはず。だからママは、「説得しなくっちゃ!」とあせらなくても、しばらくダダこねの時間をあげるだけでいいのです。

さらにダダこねには、「自己主張の練習」という、もう一つの意味があります。ママに対してダダをこねる中で、お友だちとやりとりできるだけの自己主張の力を蓄えていくのです。

とはいえ、だだっ子ちゃんを相手にするのは、とっても疲れること。だから、時には、「ダダこねなんか、しちゃイヤだ~!」というママの方のダダこねも、お子さんに聞いてもらってもいいのですよ。


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