(12)引っ込み思案な子

「積極的な子」は、良く言えば「行動力がある」で、悪く言えば「でしゃばり」。
「消極的な子」は、悪く言えば「引っ込み思案」だけど、良く言えば「控えめな子」「人の気持ちが考えられる子」かな。

大人がそうであるように、子どもだって、自分の個性を否定されてしまうと苦しくなります。要は、その子らしい個性が、良い方向に発揮されていけばよいのです。
そういう意味では、「その子らしく生きているか、否か」というふうに見ていったほうが、子どもの気持ちに寄り添うことができそうですね。

とはいえ、「お友だちに近づけず、ママにかじりついてばかり」「お友だちにおもちゃをとられても、イヤと言えないで、グッとがまん」…だとしたら、その子らしく生きているとは、どうしても思えないので、ついシッタ激励してしまいますね。

でも、弱虫・臆病であることで、一番悔しい思いをしているのは、子ども自身なのです。情けない自分を感じて自信を失い、その結果、ますます自信がなくなるという悪循環に陥ることもあります。
そんな時、「勇気が出なくても、イヤと言えなくても、○○ちゃんのこと、大好きだよ!」というママの一言に、どんなにか励まされることか! こんなふうにママに受けとめてもらい、自信を回復していった子どもは多いのです。


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