(08)大人だって泣いていい

育児相談に来られた親子に会う時、ママ自身の心の中に、「泣きたい気持ち」がたくさん詰まっているのを感じます。
そんな時、まずはママの苦しい気持ちをいっぱい吐き出してもらいます。涙があふれてくると、自然に心がラクになり、子育てのつまずきを乗り越えられることが多いのです。
泣くことは、大人にとっても、癒しのメカニズムなんですね。

ママの心の中が、「泣きたい気持ち」でいっぱいになっていると、子どもに泣かれるとイライラします。でも大人だって、泣きたいときは泣いていい。これこそが、子どもが教えてくれる最大のプレゼントなのです。
あなたも、泣きたくなったときには、無理にガマンしないで、子どものように、心ゆくまで泣いていいのですよ。

ただ、「大人も泣いていい」というのは、残念ながら、まだ社会の常識にはなっていません。あなたが泣き出すと、周りの人は混乱して、「だいじょうぶ?」と無用な心配をしたり、「親が泣いていて、どうするの!」と非難をしたり…という事態も考えられます。
だから、安全に泣ける場所・場面・相手を、賢く選んでくださいね。


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