(02)イライラの裏に隠れているもの

子育てがうまくいっていないと感じる時、イライラします。子どもをどう受け止めればいいのか分からなくなった時も、イライラします。
そんなとき、私たちは、親であることの責任感に、押しつぶされそうになっているのです。
自分こそが、この子の親なのだから、ちゃんとやらねばならない・・・。誰にも助けてもらえない、頼りになるのは自分だけという孤独感でいっぱいになるのです。
イライラの根っこには、「一人ぼっちの悲しみ」が隠れています。

子育て中にわき起こる孤独感は、私たちがふだん我慢して溜め込んでいる「一人ぼっちの悲しみ」に火をつけます。
ある人は、「仕事ばかりの夫に、かまってもらえない寂しさ」を、イライラの根っこに発見したそうです。別の人は、「ママ友だちとの関係を、うまくやっていけない悲しさ」に、イライラの本当の原因を見つけました。

イライラが止められなくなってしまったら、ちょっと視点を変えて、「根っこにある悲しみは、何なのだろうか」「誰に対する、どんな寂しさなのだろうか」と感じてみるようにすると、意外な発見があるかも知れません。

子育てのイライラは、私たちが心の奥深く抱え込んだままにしている「癒されない悲しみ」に気づくチャンスなのです。


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