(11)2つの遊び

みなさんは、わが子としっかり遊んでいますか? 「子どもの成長のために必要なことは、すべて遊びの中にある」と言っても過言ではありません。
「人と人が関わるっていうのは、楽しいことなんだなあ」という人間関係の基本や、「自分は、この世にとって大切な存在なんだ」という自己肯定感は、大好きなママやパパとの遊びの中でこそ、育っていくのです。

でも、「遊んであげなくっちゃ!」と頑張りすぎると、疲れてしまいますね。だから逆に、「遊びの天才」(子ども)に、こちらが遊んでもらうつもりでいいんですよ。そうした「頭からっぽ」のつきあいの中でこそ、子どもは自然に育っていくものなんですから。

そんなことを考えていたら、ある人が、「要するに、2つの遊びがあるんやねえ」と教えてくれました。ひとつはもちろん、いわゆる「遊び」ですが、もうひとつは、自動車のハンドルなどの「遊び」のことだとか。
ハンドルに「遊び」がないと、車が蛇行しやすくなるそうです。ハンドルの「遊び」を私たちの行動に置きかえると、「余裕」ということかな。「いいかげんさ」ということかもしれません。

親子遊びは大切だけど、頑張りすぎると、2つめの「遊び」(いいかげんさ)が失われてしまう。そうすると、苦しい遊びになってしまいそうですね。
いいかげんに、ボチボチと。かえってその方が、キラリと光るステキなものを、親子で見つけられそうですよ。


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